【現役経理】経理のキャリアを詳しく解説!

経理の石田

わかりにくい経理のキャリアについて解説します!

経理のキャリアはわかりにくい!

友達に経理はいない…
先輩・上司も他社知らない…
同期で経理は自分だけ…

教えてくれてもいつも
事業会社・監査法人・会計士税理士事務所の3択…

本は無いし…
ネット情報は具体性に欠ける…

そんな経理の方向けに全体をまとめました!

目次

経理のキャリア

経理の石田

全体像はこんなイメージ

「1現在地」今何処にいて、「2目的地」どこに向かっていくのか?「3道」そのためにはどんな道があるのか?これら1~3を理解して、自身で選ぶことでキャリアを築いて行きます。

ただ、経理のキャリアはこのどれもがわかりずらいし、誰も教えてくれない…
これらを一つ一つ丁寧に解説していきます。

1 現在地を知る

経理の石田

先ずは自分を知る!

先ずは現在地を知る所から。経理のキャリアは会社・スキル・役職で変わります。自分がどんな会社で、何をして、どうなりたいのか?それを明確にしないと後で後悔する事も…

自分の現在地はどこ?と考えながら見てみてください。

自分を知る

あなたの経理レベルはどれぐらいでしょうか?

経理はスキル≒経験と判断されることが多いです。なので、経験を増やすことがスキルアップに繋がります。スキルと一言に言ってもいろいろありますが、本で書いてることだと中々イメージがつけづらい…しかもそれ以外が大事だったりする!

そこで、経理のスキルの全体マップを作ってみました「私はどこまでできるかな?」と考えながら見てみてください。きっと自分の今の位置がわかります。

先ずは以下のMAPから大体のレベルがどれぐらいか見てみてください。

次に、もう少し細かいスキルについて。

このマップは「記録→報告」が経理の基本業務だと考えた際の全体図です。「表が埋まる≒スキルが上がる」という感じです。経理は深掘りが年収に直結しないので注意が必要で、特に最初は深さより幅が大事になってきます。

自分の評価を知る

経理は役職と年収が大体紐づく。
あなたの役職と年収は今どのあたりですか?

スキルマップと照らし合わせながら見ると、より精度が上がります。大まかなイメージはこんな感じ。

※補足
1,ポジションが同じでも上場企業・大企業などで求められるレベルが上がると+α(100~200)
2,管理職以上は会社による差が大きい

あなたはどこにあてはまりましたか?当てはまった場所があなたの現在地です。

もう少し詳しく自分の現在地(市場価値)を確認したい場合は以下から無料で確認することができます。

1 市場価値診断(ミイダス)

『面談不要』
情報を入力することで、今の自分の市場価値を無料で診断してくれます。面談は不要で、簡単に市場価値を知りたい人はこちら。

2 エージェントに聞く(MS-agent)

『直接聞ける』
登録して面談を設定することでキャリアについての相談をすることができ、費用は無料です。MS-agentは経理転職で一番有名なエージェントです。

自分の場所を知る

経理のキャリアは会社の種類によって変わってきます。
特に、スキルアップの幅とスピードが大きく変わります。

上場企業でないとできない経験もあったりするため注意が必要です。

※補足
1、社員数(大 1,000人以上 中 100人以上 小 100人未満)
2,上場G=上場グループ(子)会社
3,スキル幅UPオプション(メーカー(工業簿記使う) 、子会社あり(連結が発生))

2 目的地を考える

経理の石田

どこを目指す?

目的地 ~最終ゴール~

経理のキャリアは目指す方向によって大きく変わる、だから自分が目指す方向と今いる場所があっていないとしんどい…

方向性をまとめてあるので、自分はどれがいいか考えながら見てみてね。

◯プロサラリーマン
普通に行くとこのコース?私生活重視で行きたい人にオススメ、できるだけ大きい会社に入るのが吉。
・タイプ:私生活重視、役職無しでい続けたい
・方法:働き続けれればOK
・ルート:現状維持

◯経理部長
経理としてキャリアアップを目指すならこのタイプ。経理以外はやりたくないけど、経理として管理職になりたいならこれ。
・タイプ:経理だけを極めたい
・方法:経理全般のスキルを磨き続ける
・ルート:上場企業(開示・連結・IR等を経験→昇進)

◯管理部長
バックオフィス全体に興味がある人に向いてる。経理以外も人事・労務・総務・法務etcとバックオフィス全般を統括する立場。興味の幅が広い人に向いてる。
・タイプ:バックオフィスの中はいろいろ関わりたい
・方法:管理部長全般のスキルを磨く、規模の小さい会社で人事・総務・法務等も経験する
・ルート:小規模企業(人事・総務・法務経験→昇進)

◯プロフェッショナル
やりたいことが経理の中でもピンポイントで限定的ならこのタイプ。運の要素も結構あるけど、会社の中で上手くはまればサラリーマンでいつつも自分のやりたいことだけできる可能性あり。
・タイプ:安定して自分のやりたいことだけやってたい
・方法:事業会社で特定の分野でスキルを磨き続ける
・ルート:より大きな企業

◯独立開業
士業を自由にやりたい人向け。会計士or税理士どちらかの資格があれば可能性十分。経理代行の仕事が取れれば、毎月の収入も結構安定する。
・方法:会計士、税理士の資格を取り独立。一度、会計士・税理士事務所を経験するのが基本
・ルート:資格取得→会計士/税理士事務所・監査法人→独立

◯フリーランス
自由に働きたいならこのタイプ。会計士or税理士ではない普通の経理でも意外と仕事はある印象。経理の能力が一通りあれば仕事は意外とある。
・タイプ:フリーの経理として活躍。近年増え始めている
・ルート:上場企業経理→会計士/税理士事務所→フリーランス

◯CFO
経理のトップなイメージだけど、実は財務のトップなこの立場。管理だけじゃなく、事業側のスキルも結構求められる。事業に興味があって、財務もチャレンジしようと思っているなら可能性あり。管理系だけしてたい人には向いてない。
・方法:経理だけやってる延長線上には無い、務のスキルは必須
・ルート:財務経験(コンサル・財務部・経営企画・会計士取得→昇進)→CFO

目的地 ~中間地点~

「最終目標はまだわからない…」そんな方もいるはず!そんなあなたはどの方向に向かいたいか?それだけでも考えてみて!タイプ別の合ってる企業付きで説明します。

『ホワイトな職場で働きたい!』
私生活重視でとにかく仕事はホワイトにしたい人は「非上場企業上場企業子会社」がおすすめです。
変化が少なく、業務の範囲も狭目な所が比較的多いので、経理はホワイトな所が多いです。

『プロフェッショナルを目指したい!』
スキルは伸ばしたいけど、マネジメントはしたくない…。そんな人は「上場企業」がおすすめです。
中でもより規模の大きい会社程、専門的なことが求められてプロフェッショナルになりやすい。規模が小さいと人が少ないのでどうしても業務範囲は広くなりがち。税務、連結などの一部の分野を極めたい人にはとても合ってる。

『もっと早く、もっと大きく成長したい!』
とにかくアグレッシブに成長したい人は「上場準備企業、ベンチャー企業、スタートアップ企業」がおすすめ。今の自分の能力以上の仕事が降ってくることが日常茶飯事。
ちなみに、3つの違いはこんな感じ
【上場準備】ある程度上場の目処がたち、管理部門の強化など上場に向けた準備を始めている会社。
【ベンチャー】必ずしも上場を目指しているわけではない新しい会社。
【スタートアップ】外部資本を入れ、上場を目指している会社。
上場準備始めたての会社が経理が一番大変なタイミング。誰よりもチャレンジしたい人はそこへ!

『ベンチャーはちょっと…、だけど成長もそこそこしたい!』
いいとこ取りをしたいそんな人には「上場企業(小)」がおすすめ。上場してるので職場環境もある程度整っているけど、規模が小さいので一人当たりの業務範囲は広いことが多い。ベンチャーと比べると大変さは全然無いけど、上場企業の経験も早く幅広くできます。上場企業の中でもプライム>スタンダード>グロースと違いがあって、規模が同じならグロース寄りがより大変。

行動する

どうでしたか?もし、今いる職場と自分の理想が違うなら転職しても良いかもしれません。少なくとも必ず考えることはしてみてください!後で変えようと思ったときでは手遅れなことも普通にあります…

非上場から上場企業には管理職になってからは急激に難しかったり…上場企業で一部を極めた人は、スキルの幅が求められる小さい会社には行けなかったり…年齢を重ねると、体力的にベンチャーは厳しかったり…

より良い自分のキャリアのために、ぜひ行動してください。

1 市場価値診断(ミイダス)

情報を入力することで、今の自分の市場価値を無料で診断してくれます。面談は不要で、簡単に市場価値を知りたい人はこちら。

2 エージェントに聞く(MS-agent)

登録して面談を設定することでキャリアについての相談をすることができ、費用は無料です。MS-agentは経理転職で一番有名なエージェントです。

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