はじめに
事業開発とは？について改めて考える。近い言葉に事業企画、新規事業、経営企画等があるが正直違いがよくわからなかった。最近ちょっとわかってきたので、辞書などの定義も見ながら改めて事業開発とは何か？について考えます。
結論、事業開発とは「新しい事業を作ること」です。
リサーチ
辞書・ウィキペディア・ネット記事を調べてみた。
【辞書】
※「事業開発」という言葉は見当たらなかった。
【ウィキペディア】
※「事業開発」という言葉は見当たらなかった。
【ネット記事】
事業開発（Business Development）は、 “仕事の発展、進行”を担う仕事です。企業においても事業開発部門の位置づけは “１つの事業”の開発を柱にして、そのプロジェクトを推進していくための計画を立てるポジションです。事業の収益向上を目指し、営業の戦略を立て、さらに事業を推進する各部署へのフォロー。進捗を確認しつつ、プロジェクトに問題が生じたときは、すぐ対処策を打ち出し、解消します。
引用元：PASONA
そのため仕事内容も多岐にわたり、取引先の選定、マーケティング、プロモーションの提案、さらにはプロジェクトの財務管理にも関わることもあります。また事業に必要な人材を確保し、長期的なプロジェクトの場合は人材育成にまで及ぶことがある部署です。
事業開発（Business Development）とは、企業を成長させるために、市場や顧客の開発によって企業価値を向上するための長期的な手法を策定することです。ただし、事業開発という言葉の定義は非常に曖昧で何をするのかは会社によって振れ幅大きいことも事実です。特に日本では事業企画のような意味合いで使われることもあり、イメージがしづらいものになります。
引用元：LiB CONSULTING
既存事業の開発をおこなうこともあれば、完全に新規で事業を開発することもありますが、共通点は企業価値を評価し、改善をおこなうことで企業を成長させる点にあります。
事業開発（Business Development）とは、新規事業を立ち上げ軌道に乗せ、事業のゼロイチ（0→1）のフェーズを推進する役割を担います。新規事業の企画段階から軌道に乗るまでを任される仕事であるため、考えなければならない領域が広く、基本的なビジネススキルの広さと高さが求められます。
引用元：PROFFIT
スタートアップ企業の場合は主要事業そのものが立ち上げフェーズということもあり、専門の「事業開発部」が設けられることは少ないです。一方、すでに主要事業が軌道に乗っている大企業が社内で新規事業を立ち上げる際には、「事業開発部」が設けられ固定のメンバーで推進されることが多くなります。
追加リサーチ
事業
【辞書】
１ 生産・営利などの一定の目的を持って継続的に、組織・会社・商店などを経営する仕事。
引用元：goo辞書 デジタル大辞泉（小学館）
２ 大きく社会に貢献するような仕事。
① しごと。わざ。じごう。
引用元：コトバンク 精選版 日本国語大辞典
② 一定の目的で同種の行為を継続的にまたは繰り返して行なう経済活動。
【ウィキペディア】
事業の語は営利事業者であれば、営利を目的とした経済活動のことであるが、建築・都市分野では、道路建設、宅地開発、工作物建設等のプロジェクトのことを指す。こうした事業には事業インパクト調査がおこなわれる。これは当該事業を行うことによって想定される経済、市街地整備、環境等へ及ぼす変化や影響、効果を把握するための調査。環境アセスメント調査に代表される環境影響評価等もその一つ。
引用元：ウィキペディア
【ネット記事】
企業（営利を目的として商品の販売やサービスの提供などの経済活動を営む組織）が、営利などを目的として組織を営むことを「事業」と呼びます。
引用元：we work
事業の語源・由来
もともと「事業」という言葉は、易経(えききょう)からきています。易経とは、古代中国の書物になります。
開発
【辞書】
１ 土地・鉱産物・水力などの天然資源を活用して、農場・工場・住宅などをつくり、その地域の産業や交通を盛んにすること。
引用元：goo辞書 デジタル大辞泉（小学館）
２ 新しい技術や製品を実用化すること。
３ 知恵や能力などを導きだし、活用させること。
① 森林や荒れ地などを切り開いて田畑にすること。
引用元：コトバンク 精選版 日本国語大辞典
② 開き始まること。また、開き始めること。
③ 知識などを開き導くこと。かいほつ。
④ 産業を興して、天然資源を生活に役立つようにすること。
⑤ 新しいものを考え出し、実用化すること。
⑥ 児童の教育で、問答法などを用いて、自発的に学習、理解をうながす方法。ペスタロッチの唱えたもの。開発教授。⇔注入。
【ウィキペディア】
１，もとは仏教用語で、仏性を開き発（ほっ）せしめること。
引用元：ウィキペディア
２，森林や荒れ地などを切り開いて田畑にすること。
３，開き始まること。また、開き始めること。
４，知識などを開き導くこと。
５，産業を興して、天然資源を生活に役立つようにすること。
６，新しいものを考え出し、実用化すること。
７，児童教育で、問答法などを用いて、自発的に学習、理解をうながす方法。ペスタロッチの唱えたもの。開発教授。
８，北日本・北陸地方に散見する地名。
まとめ
リサーチ結果
辞書、ウィキペディアには「事業開発」という言葉はなかった。恐らく最近ビジネスの分野でのみ使われるようになった言葉なのだろう。ネット記事に記載はあるものの、定義が抽象的だったり記事によって違いがおおきかったりした。
よって、事業と開発に分けて再度リサーチしたところ、開発という言葉には新しいものを作るというような意味があることがわかった。
定義
まとめると事業開発とは「新しい事業を作ること」と言える。事業企画との違いで言うと、事業企画は既存事業も含み企画寄りなのに対し、事業開発は新規事業寄りで企画から実行まで全て含むという感じ。図にすると以下のようになる。
