はじめに
経理は何を経験したかがとても重要視される。営業なら売った金額、企画なら実施したイベントなど結果が重視されると思う。でも経理の場合はそうではない。何故そうなのか?理由について考えていく。
理由
重要な理由としては
1,守備範囲(できること)が多いと評価される
2,「経験≒できること」と見られる
ためである。
1,守備範囲(できること)が多いと評価される
経理は会社の全てを記録・報告するのが仕事なため、対応できない部分があると業務を完遂できない。そのため、守備範囲が広いとその分評価が上がる。
2,「経験≒できること」と見られる
「経験≒できること」と見られるため、経理においては経験が大事だ。では何故その様に見られるのか?それは経理の業務の特徴に由来し、そのポイントとしては
①ルーチンワーク
②会社による違いがない
だからである。
①ルーチンワーク
経理業務はルーチンワークが基本でマニュアルもある、そのため営業みたいに人によって結果の差があまりない。精度やスピードに多少の違いはあれど、マニュアルを処理するだけのことが多いため、1度やれば大体できる。
マニュアルは大体ある。
②会社による違いがない
やることもスケジュールも会社によっての違いがあまりない。なので、1度経験していると多少違っても大体対応ができる。営業なら売るものが変わると違いが大きく1から勉強しないといけない部分があるが、経理の場合は事業が変わってもやることは大体同じ。実際の作業もそこまで違いがない。また、スケジュールもほとんど一緒だ。会社ごとに決算月は違うが、決算を基準にやることのスケジュールは同じ。
まとめ
上記より経理はできることが多いと評価され、できること≒経験であるため経験の幅を広げることが評価につながる。そのため経験がとても重要である。
ただし、これはメンバーレベルでの話であり管理職になると守備範囲+マネジメント能力が求めれるため注意が必要。